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日本語に主語はあるのか?Teacher

日本語に主語はあるのか?

とも先生です。 日本で数年、企業の日本語教室や自治体のボランティアで日本語教室として働いたあと 南米で1年ほど、日本語教師として働き 現在、日本に戻ってきて主にオンラインで日本語を教えています。 さて、日本語教師をされていれば、 「象は鼻が長い」 この文章を見て、ピン!と来ると思います。 日本人にとって、普通の文章ですが これには、日本語に主語があるやなしや、という問題を問いかける有名な一文です。 今、オンラインで授業をしていると 一対一なので、 とてもストレートに質問が飛んできます。 幾年齢を重ねても するどい質問があります。 その場では、なんとか答えても 後から考えて、あぁ、こう言えば良かったのに、、、と思い 「あぁ、わたしは、だめ教師だぁああああ」と 5秒ほど落ち込むことがあります。 確かに、私の勉強不足、ではあるのですが でも、それだけ日本語って面白いなぁと思います。 そこで、色んな質問を受けて、生徒さんに「こう言えば、わりとすんなり理解してもらえた」ことを 覚書しておきます。 は、が、問題 一番の問題は、やはり助詞です。 生徒は戸惑います。 は、が、へ、に、を、、、 なんですの?これ?と。 まず、一番はじめに来るのが「は」ですね。 わたしは、日本人です。 などのときの「は」です。 これは、topic markerという言い方をされる人も多いと思いますが 質問形式にするとわかりやすいようです。 言いたいことがあるのに、うまく文章が組み立てられない生徒へ 「何について話したいですか。」You want to talk about….? What do you want to talk about? と聞いてあげれば、すぐ答えが帰ってきます。 私について!とか、この机について!母について!などなど。 そこですかさず、 So, わたし「は」、この机「は」、母「は」、 と出だしを提示します。 そうすると、次からは、長い文章であっても、ちゃんと、「は」を使えるようになります。 日本語に主語はあるのか ここから、ちょっと考察に入りますが このことを通しても、日本語に主語はあるのか?の答えは「ない」といえると思っています。(あるやなしや?と問われれば、ない、ということで、細かいパターンについては省略。。。悪しからず) つまり、「わたしは、このことについて、話したいのです」と宣言するのが、「は」です。 主語ではなく、これは、主題です。topicです。 このため 例えば、レストランへ行って 「わたしは、うなぎ。」と言ったとき、 わたしについて、話します。 と宣言しているので あとは、状況と照らして、うなぎを注文します。という意になるのです。 決して、わたし=うなぎ I am a うなぎ ではないのです。 これが、わたしが「主語」である、となると、わたし=うなぎとなるので成り立たないのです。 私は、このことについて話します。と宣言する「は」は、主題の「は」topicの「は」です。 そのように、説明すると、生徒はすんなり理解してくれます。 また、日本人の私にとっても、主題の「は」と定義したほうが ごく自然に理解できます。 じゃ、「象は鼻が長い」の「が」は何ナノ?? となりますよね(汗) これについても、生徒からよく質問を受けます。 では、次回、それについて書いて見ようと思います。